5/9 北潟国有林自然観察会・5/1 波松民有林希少植物自然観察会
5月9日(木) 今日は5年生がふるさと学習の一環として、北潟国有林の自然観察会に行きました。朝方は曇り空でしたが、終わる頃には青空も見え、観察会日和となりました。
今年も『あわらの自然を愛する会』の皆様のご協力のもと、自然観察会を実施することができました。会の皆様、ありがとうございます。
普段は立ち入ることができない国有林に入り、会の方から説明を聞きました。国有林の広さは約40haあることや、国有林は地域の環境にとって大切な役割があるということを学びました。
アカマツやクロマツの他に、フランス海岸松(かいがんしょう)という外来種のマツも観察できました。日本固有のマツと外来種のマツでは、松ぼっくりの大きさも異なることを知りました。
落ち葉がありすぎると栄養過多となり、逆に樹木にとってよくないため、小さな熊手を使って、木の根元にある落ち葉の掃除をしました。みんな、作業に一生懸命に取り組みました。
林や森に生息するキノコについても説明を聞きました。キノコの中には毒性のものもあるため、特に注意が必要だそうです。
国有林に生息する「クロモジ」を実際に手に取ってにおいをかいでみます。若い葉は食べることもできるそうです。また、「クロモジ」はつまようじとしても使えるそうです。
今日の体験を通して、北潟の国有林を後世に残していくために、今後も保護活動を続けていく必要があると感じていました。北潟っ子として、これからも地元の自然を大切にするためにどうしたらよいかを考えながら生活していきましょう。
また、先週の5月1日(水)には、4年生が波松民有林の希少植物自然観察会に出かけました。
この日も、『あわらの自然を愛する会』の皆様にお世話になりました。民有林に生息する在来種の「イソスミレ」や「カワラサイコ」を守るために、外来種の植物を取り除く必要があることを聞きました。
みんなで外来種の「コバンソウ」や「ブタナ」を取り除く作業を行いました。思った以上に多く、会の方々と一緒に、一生懸命に取り組みました。
除草後に、会の方に教えていただきながら「オミナエシ」を植える作業を行いました。
帰校後、4年生の子どもたちは「色々な草や花の名前を知れてうれしかった」、「これからは自分の家でも外来種の草をとりたい」、「希少植物を未来へ残していきたい」などと感想を書いていました。子どもたちがこの体験を今後の自然保護活動に生かしていけるといいなと思います。