10/24 「北潟湖・水と水辺のワークショップ」開催
10月24日(木) 今日は、あわら市役所の生活環境課と県職員の方が来校され、5・6年生を対象に、「北潟湖・水と水辺のワークショップ」が開催されました。今朝の新聞記事にもその話題が掲載されています。
北潟湖には、絶滅危惧種の動植物が生息しており、渡り鳥も毎年5.000羽ほど来ているそうです。ところが現在は、外来種が多くなり、危機的な状況になっているという説明を聞きました。
昔は北潟湖にはヨシ原が広がり、水がとてもきれいでにおいもなく、湖で泳ぐこともできていたそうです。子どもたちのおじいちゃん、おばあちゃんたちが子どもの頃は、湖で水泳を楽しまれていたのかもしれませんね。
平成25年に北潟湖自然再生連絡会、その翌年から協議会が発足したそうです。「北潟湖の恵みを再発見し、未来に遺そう」をキャッチフレーズにしているというお話を聞き、北潟に住む子どもたちにも、自分たちと深くかかわっているのだという意識が芽生えたのでは、と思います。
その後、3グループに分かれて話し合い活動に入りました。ワーク①は「今後の北潟湖の水や水辺がどのようになってほしい?」というテーマでした。各グループでは、「透明な水にしたい」「昔のように泳げるような北潟湖にしたい」「外来種をなくして在来種を増やしたい・守りたい」「生き物が住みやすい環境にしたい」「ごみをなくしてきれいにしたい」「においもなくしたい」という意見が出ていました。
ワーク②「北潟湖の水をきれいにしたり、水辺の自然を豊かにしたりするために何ができる?」というテーマについて話し合った後、各グループの代表の子が発表しました。
代表の子たちからは、「ポイ捨てをしない」「ごみ袋を持ち歩く」「ごみ箱を設置する」「クリーン大作戦の回数を増やす」「他の学校にも協力を呼びかける」「外来種を見つけたら大人に知らせる」「地域の人たちに北潟湖の魅力や活動を知ってもらう」「そのためのチラシやポスター、看板を作る」「北潟湖をきれいにする活動に参加する」「外来種をなくすイベントを開催し、参加する」「動画をYoutubeにアップし、北潟湖の活動についてPRする」など、多くの意見が出されました。
このような話し合いを通して、子どもたちの柔軟な発想からアイディアが生まれ、そのアイディアを実現するために子どもたちが主体的に活動に取り組んでいくことが理想です。毎年学校行事として行っている「北潟湖クリーン大作戦」や自然観察会なども、今後もっと子どもたちが主体となって取り組めるように考えていきたいです。今日の貴重な学びをありがとうございました。