12/5 人権教室がありました
12月5日(木)の2・3時間目に、福井県人権擁護委員会あわら市部会の皆様にお越しいただき、『人権教室』を行いました。
2時間目は、1~3年生向けの人権教室です。低学年の子たちには、人権の説明として「みんなと仲良くする」「人にいやなことを言わない・しない」「誰かを一人ぼっち・仲間外れにしない」「みんなが楽しくなることが大事」というお話をしてくださいました。
その後、『金太郎 心の力もち』というDVDを見ました。DVDの中にあった「うそをつかない・弱い人をいじめない・相手よりも自分に負けるな・親切は気持ちがいい・いじめは心の苦しみ」というメッセージが子どもたちにも伝わったと思います。
また、「自分の近くでいじめを見つけたらどうしますか?」という質問にグループで考えながら意見を出し合いました。それぞれのグループから「友達になろう、一緒に遊ぼう、などと声かけをする・周りの人に相談する・いじめはダメと注意する、話を聞いてあげる」などの意見が出されていました。
子どもたちは、人権擁護委員会連合会より記念品をいただきました。3年生の代表の子が受け取りました。ありがとうございました。
そして、3年生の2人が人権教室の感想を述べました。「これからは何かあったら声をかけたり、自分から周りの人に相談しようと思います。」
最後に『人KENまもる君・人KENあゆみちゃん』と一緒に記念写真です。これからも人を差別せず、みんなが仲良くすることを意識しながら学校生活を送っていきましょう。
3時間目は4~6年生向けの人権教室でした。高学年には、障がいに焦点をあてた差別についてのお話がありました。
「人権」とは、「いつでもどこでもみんなが幸せを感じながら生きること」「誰にとっても身近で大切なもの、違いを認め合う心によって守られるもの」だということを教えていただきました。そして、「命を大切にすること・みんなと仲良くすること・相手を思いやる心をもつこと」が大切だということ、「いじめは絶対にしてはいけない」ということもお話しいただきました。
その後、DVDを視聴しました。どんぐり山に住んでいる動物たちのお話で、目の不自由なリスに対する仲間の接し方を見て、子どもたちにはいろいろと感じるものがあったようです。
DVDを見た後に感想をグループで話し合いました。子どもたちは「人を見た目で判断してはいけない」「みんな個性があるからいじめはしてはいけない」「優しい心で人に接することが大切」「一人一人助け合うことが大事」という感想を発表していました。
また、日本サッカー協会による動画も視聴しました。障がい者サッカーの様子が映し出され、子どもたちはサッカーにも色々な種類(ろう者サッカー、ブラインドサッカー、電動車椅子サッカー、CPサッカー、アンプティサッカー、ソーシャルフットボールの6種類)があることや、障がいがあってもサッカーを通して困難を乗り越えようと努力している方たちがいることを知りました。
最後に流れた「見えなくても 見えにくくても うまく走れなくても 歩けなくても 精神障がいでも 知的障がいでも 片足でも サッカーなら、どんな障がいも超えられる」という力強いメッセージに心を打たれました。ここでは感想タイムはありませんでしたが、子どもたちはどのように受け止めたでしょうか。
高学年の子たちにも記念品をいただき、お礼の言葉を6年生の代表の子が伝えました。これからも子どもたちは様々な「人権」に出会い、その都度考えながら行動していく場面が増えると思います。その時に「違いはあっても当たり前」「みんなが幸せに過ごすために、相手に思いやりの気持ちをもって接する」という言葉を思い出してほしいと思います。
高学年の子たちも『人KENまもる君・人KENあゆみちゃん』と一緒に記念写真を撮りました。
子どもたち全員に、記念品としてティッシュと蛍光ペンをいただきました。ありがとうございました。お家でも、人権教室で学んだことについて家族で話し合ってもらえたらいいなと思います。