10/28 赤尾湿地自然観察会に出かけました
10月28日(月) 今朝はあいにくの小雨模様となりましたが、4・5年生が、赤尾湿地の自然観察会に行きました。
はじめに、『あわらの自然を愛する会』の方から、北潟湖と赤尾湿地のつながりや、そこに生息する動植物などについて説明を聞きました。子どもたちは事前にDVDを視聴して事前学習もしてきていますが、実際にお話を聞くことで、より理解が深まっていました。この初めの説明を聞いた場所は、昔は船着場だったそうです。
いよいよ湿地の中に入っていきます。自然の会の皆さんが、子どもたちが歩きやすいように草を刈り、板を敷いてくださっていました。板がないと足がぬかるみにはまってしまいそうなくらいの状態でした。
途中に、絶滅危惧種の「コウホネ」の黄色い花が咲いていました。水中に沈んでいる部分もありましたが、子どもたちは実際に自分の目で見るのが初めてでした。とてもきれいでした。
ヨシがたくさん生い茂っているところまで行き、そこでまた説明を聞きました。湿地に棒を刺すと、途中からすーっと沈んでいくところがあります。地面の下に水がたくさんあるからだと教えていただきました。
突き当たりのところには浮島があり、3~4人ずつ浮島に乗ってジャンプしてみました。ゆらゆら揺れているのが体感でき、楽しい体験でした。
その後は、ヨシを刈る体験です。自分たちの背丈よりも高いヨシを鎌を使って刈っていきました。ヨシは、中が空洞のため、ストローとしても使えるそうです。
歩いている途中に小さなザリガニがいましたが、網にはもっと大きなザリガニがかかっていました。ザリガニは外来種なので、駆除が必要だそうです。網が何か所かに置かれていました。
ここでも浮島に乗ってみました。子どもたちがジャンプするたびにだんだんと沈んでいくので、乗るのは楽しいですが、見ていてハラハラします。
最後に、今日の体験学習のおさらいとして、「北潟湖は福井で何番目に大きい?」「絶滅危惧種は北潟湖に何種類生息している?」などの質問があり、子どもたちはしっかりと答えていました。また、子どもたちが今後大人になった時に、この地元北潟の自然を守って後世につなげてほしい、というお話もありました。今日の学びを生かし、これから自分たちに何ができるかを考えていってほしいと思います。『あわらの自然を愛する会』の皆様、今日は貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
自然観察会が終わり、お昼頃には青空も見えてきました。
今日から後期の新清掃場所での掃除が始まりました。班長さんを中心に役割分担を決め、さっそく掃除していきます。教室は3人、体育館は6人での掃除です。人数が少なくて大変ですが、みんなで工夫し、協力しながら掃除を頑張っていきましょう!